iDeCo(個人型確定拠出年金)のメリット・デメリットを簡単に紹介

こんばんは!やるまんブログの店長Kです。

この一年で若年層から注目を浴びているiDeCoについて、改めて分かりやすくまとめてみました。コロナをきっかけに、積み立てNISAと同様に加入者数が大幅に伸びています。
2022年からは高校生も授業の一環として資産運用の勉強するそうですね。

iDeCoのメリットとデメリット。知らない人からすれば、そもそもiDeCoって何ぞや?って話になるかもしれませんけど。そういうのも含めて、さらっと書いていきたいと思います。

出典:iDeCo公式サイト

iDeCoとは?

iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)

○ iDeCoは、確定拠出年金法に基づいて実施されている私的年金の制度で、加入は任意です。iDeCo(イデコ)は、自分が拠出した掛金を、自分で運用し、資産を形成する年金制度です。掛金を60歳になるまで拠出し、60歳以降に老齢給付金を受け取ることができます。
※60歳になるまで、原則として資産を引き出すことはできません。

○ iDeCoでは、掛金、運用益、そして給付を受け取るときに、税制上の優遇措置があります。

〇 掛金は5000円から以降は1000円単位で可能。上限は23,000円となっており、申込時の加入区分によって上限金額は異なります。
※掛金額は、1年(12月分の掛金から翌年11月分の掛金の間)に1回限り変更することができます。
※掛金を止めることはいつでもできます。

※DC:確定拠出年金 DB:確定給付企業年金、厚生年金基金

iDeCoのメリット

iDeCo(イデコ)の3つの税制メリット

① 掛金が全額所得控除
掛金全額が所得控除の対象となり、仮に毎月の掛金が1万円の場合、所得税(10%)、住民税(10%)とすると年間2.4万円、税金が軽減されます。

② 運用益も非課税で再投資
通常、金融商品を運用すると、運用益に課税されますが(源泉分離課税20.315%)、「iDeCo」なら非課税で再投資されます。

③ 受け取る時も大きな控除
「iDeCo」は年金か一時金で、受取方法を選択することができます(金融機関によっては、年金と一時金を併用することもできます)。年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。

iDeCoのデメリット

iDeCo(イデコ)のデメリット

① 原則60歳までは引き出せない

iDeCoは老後のための資金形成の為、原則60歳まで掛金や運用益を引き出すことができません。投資信託や定期預金などは生活で一時的に出費があった場合などに引き出して使うことができます。しかし、iDeCoは原則60歳まで引き出すことはできず、勤務先を退職しても原則60歳までは継続しなければいけません。引き出すための条件は非常に厳しくなっています。

② 投資の上限金額が決まっている

資金に余裕があっても、加入区分によって拠出金額の上限金額が決まっています。これよりも超えた拠出は一切できません。

③ 元本割れのリスクがある

あくまでも投資なので、元本割れのリスクは当然あります。元本保証の金融商品もありますが、iDeCoの運用には手数料も毎月約170円かかるため、ある程度の知識の上で商品を選ぶようになる。

iDeCoの運用

iDeCo(イデコ)の運用について

① 運営管理機関が選定する運用商品の中から、自由に組み合わせて運用します。

② 運用に当たっては、自分の運用方針(許容するリスクのレベル感や目標利回りなど)を定めたうえで、運用商品を選びます。

③ 定期的に運用状況の確認を行い、必要に応じて運用商品の変更を行うことを心がけましょう。

運用商品は自分で決める

① 運営管理機関は運用商品の説明は行いますが、特定の運用商品をお勧めすることは行いません。

② 自分で決めた運用方針に沿って運用商品を選択し、掛金でどの運用商品をどれだけ購入するかの配分(掛金の何パーセントをどの商品に振り分けるかの比率)を決める必要があります。

③ 自分で決めた配分比率に基づいて、運用商品が購入されます。

※手数料は考慮していません。

iDeCoの受け取り方法

iDeCo(イデコ)の給付(受取方法)について

① 一時金として一括で受け取る
受給権が発生する年齢(原則60歳)に到達したら、70歳になるまでの間に、一時金として一括で受け取れます。

 年金として受け取る
iDeCoを年金で受け取る場合は有期年金(5年以上20年以下)として取り扱われます。受給権が発生する年齢(原則60歳)に到達したら、5年以上20年以下の期間で、運営管理機関が定める方法で支給されます。

③ 一時金と年金を組み合わせて受け取る
受給権が発生する年齢(原則60歳)に到達した時点で一部の年金資産を一時金で受け取り、残りの年金資産を年金で受け取る支給方法を取り扱っている運営管理機関もあります。

最後に

凄く簡潔に紹介しました。基本的にはメリットしかありませんので加入すべきだと思います。税制上でも定期預金や貯金なんかとは比べ物にならないほどにメリットしかありません。

もちろん、自分の収入に合わせて投資すべきですが、まずは5000円から投資できますのでやってみるべきかと思います。積み立てNISAと同様に、長く運用することで大きな利益を得ることが目的となっていますので、少しでも早くからiDeCoに加入してみましょう。
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