鍋の柄

こんにちは!やるまんブログの店長Kです。

みなさんは何かモノなどに感情を抱くことはありますか?

私はそんな時があるんです。

鍋の柄。

私が普段仕事で必ず握る鍋の柄。一日に何回も何十回も握る鍋の柄。

この子って力持ちなんです。どんなに鍋が重くてもちゃんと支えてくれる。それを何回も何回も。

使い終わったあとに鍋を手洗いする。そんな時もちゃんと握らせてくれて助かるんですよね。ただ鍋に付いてるわけじゃなく、鍋を動かすためには絶対にこの子が必要なんです。

鍋と運命共同体。

洗い終わって乾かす僅かな時間にも柄はさりげなく鍋に話しかけてる気がするんです。

「次はどんな料理を作ると思う?」
「あの人の火加減が強すぎてこっちまで熱いんだけど・・・。ちょっと黒くなっちゃったし。」
「握り方が優しかったな。」

とかとか。

そんなことを言ってる気がするんです。

でも、そんな可愛くて屈強な柄にも寿命はあります。

鍋に対して、柄の寿命はずっと短い。

多くの回数と、長い月日を使っていると、その時が来てしまう。

鍋とのお別れ。

ずっと手を繋いでいた鍋との大切なところが、離れてしまうんです。
黒くなり、頑張って支えていた部分がもろくなる。

一生懸命に支えてたところがボロボロになってしまう。

役目を終えたとき、柄は捨てられる。

きっと本望なんだよなって。

たくさん握られて、たくさん負荷かけられて、それでも料理を作る人と鍋を繋ぐとても大切な役目を担って。

そんなことを思いながら仕事してたりしてます。

だから楽しいんですよ!長年使っている道具に愛着が湧くんです。もう10年もの長い付き合いですからね。

使うものは大切に(`・ω・´)

それではまた!